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34期「アドミニ村アワード」MVP受賞者インタビュー

アドミニでは半期に一度、『Admini village AWARD』と称して、会社の業績に大きく貢献した社員を表彰しています。高い売上実績を残した者や、革新的な取り組みを行った者、業務効率化を推進した者など、全社員の見本となるような行動をした社員に贈られます。
今回は34期で会社の利益目標に貢献してMVPを受賞し、チームリーダーに昇進した中さんに、受賞内容についてインタビューしました。

営業部リーシング課・チームリーダー  中 龍吉

今回MVPの受賞に繋がった取り組みについて教えてください。

アドミニでは入居率アップのために、仲介業者さんへのリーシング営業を行っていますが、最近はそれと並行して、自社での賃貸仲介にも力を入れており、入居者様から直接お問い合わせをいただけるようになりました。この取り組み自体は2年前から進めていたのですが、今回それが実績として目に見える数字であらわれたので、その点が評価されてMVPの受賞に繋がりました。

自社での賃貸仲介に挑戦しようと思ったきっかけは?

自分の能力を最も活かせるのが仲介業務だと思ったからです。私はもともと、アドミニが経営していた賃貸仲介店舗に13年ほど勤務しており、その後、アドミニに異動になりました。仲介業務から管理業務に変わったので、当初は、過去の自分の経験が全く通用せず戸惑いました。ですが、私が会社に対して一番貢献できるのはやはり賃貸仲介だと思ったので、「自社で仲介業務をさせてほしい」と自らお願いしました。

自社で賃貸仲介をするうえで意識したことはありますか?

他社といかに差別化するかを考えました。お客様が仲介業者を選ばれる際、アドミニはどうしてもネームバリューで負けてしまうので、他社と同じ土俵の上で戦っていくためには何らかの差別化が必要です。そこで、管理会社ならではの「物件の独占力」と「条件の差別化」いう部分を押し出すようにしました。具体的には、他社にない魅力的な物件は物件情報サイトに「アドミニの独占物件」として掲載し、他社に類似の物件がある場合には仲介手数料の割引などで差別化を図りました。

仲介業者に頼らずに自社で仲介をすると、どんなメリットがありますか?

自社での仲介には、大きく2つのメリットがあります。ひとつは、お客様にとって有利な条件を提示できるので、入居が決まりやすいという点です。当社は基本的に手数料0円で仲介をしており、さらに、物件によってはオーナー様からいただく報酬を充てて、初期費用や初月の家賃も無料にしています。これは、管理会社ならではの強みで、仲介手数料で利益を生み出さなくても、入居が決まれば管理費として収益を得られるからです。そして、もうひとつのメリットは、お客様と直接コミュニケーションがとれるので、優良な入居者を選別できるという点です。書面だけでなく、実際に人柄を見て審査を進められるので、家賃滞納の懸念がないことはもちろん、騒音やルール違反などの問題を起こす恐れのない方に入居していただくことができ、安心です。

物件の見せ方で工夫したことはありますか?

物件情報にパノラマ写真を取り入れたことで、物件案内にかかるコストの削減と成約率アップを実現しました。従来は、部分的な写真と間取りの掲載だけだったので現地への案内が必要でしたが、オンライン上で室内を360°見渡せるようになったことで、内見に来られないお客様でもお部屋全体をリアルにイメージできるようになりました。これにより、コロナ禍でも多くのご契約をいただけるようになりました。例えば、現在建設中の新築物件は、未完成にも関わらず既に8割以上の入居が決まっています。また、お客様が内見を希望される場合でも、事前にパノラマ写真をご覧いただいたうえで興味を持たれている方なので、成約見込みの高い状態からアプローチすることができます。

360度カメラで室内を内覧できるようにしたことで、ご自宅にいながら、お部屋全体をリアルにイメージしていただくことができます。

どのような姿勢で、取り組んできましたか?

とにかく自分ができることに必死で取り組んできました。私は、自分に得意なことがあって、それが会社に対して利益をもたらすのであれば、全力で取り入れていくべきだと思っています。ただ単に空室のある物件を仲介業者さんに横流しするだけなら、私でなくてもできますし、自分の存在意義もありません。自分の居場所は自分で作っていかないと。「できるのにしない人」には絶対にならないと決めています。「頑張っている」と言う人は多いかもしれませんが、仕事なので「頑張る」のは当然です。それがスタートラインで、それ以上にやる気があるのか、行動するのかどうかで、結果が変わってくると思います。

MVPに選ばれたと聞いていかがでしたか?

MVPを狙って頑張っていたわけではないのですが、たくさんの社員がいる中で、自分の努力がきちんと伝わっていたのだと思うと嬉しかったです。とはいえ、今回の受賞は私一人の成果だとは思っていません。というのも、私は賃貸仲介という分野では誰にも負けない自信がありますが、そもそも物件がなければ戦えないからです。オーナー様から物件をお預かりする担当者や、社内で私にお部屋付けを任せてくれる人たちがいたからこそ得られた成果であり、私が力を発揮できるフィールドを作ってくれる仲間がいるから成り立っています。

今後の展開はどのように考えていますか?

今後も自社での仲介は拡大していく予定ですが、軸となるのは今までどおり、仲介業者さんからのご紹介です。目的はあくまで空室を埋めることなので、仲介業者さんの集客力を借りながら入居率を高めていきます。ただし、自社で仲介を行った方がスピーディーに空室を埋められる場合や、新築などで自社独占物件として集客した方が有利なときには、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

チームリーダーとして、部下育成についてはどのように考えていますか?

人間力を高め合っていけるチームでありたいと思います。私は、仕事のやり方を覚えることよりも、まずは仕事や他人に対して興味を持つことが大切だと思っています。先ほどの「できることはすべき」という話と共通しますが、チームメンバーにはいつも「見て見ぬふりをするな」と教えています。例えば、基本的なことですが、仕事で大変そうな人がいれば協力する、電話が鳴れば率先して出る、重いものを運んでいる人がいれば手伝うなど、常に周囲に目を配って行動し続けていれば、それは絶対に1年後、2年後に活きてきます。私自身そうでしたが、まわりの人たちから頼ってもらえる存在になれたら、仕事のフィールドはどんどん広がっていきます。どれだけ潜在能力が高くても、ラクをするとそこで終わってしまいます。努力しなければ伸びないし、結果も残せないので、チームメンバーにはできる限り多くのことに興味を持ち、たくさん苦労して欲しいと思っています。もちろん、私自身も、常に前線で活躍するプレーヤーとして、チームを全力で引っ張っていくつもりです。