• アドミニ 村回覧板

アドミニに関わってくださる全ての方の
“お困りごと”にグループ会社の強みも生かした
ご提案で寄り添い続ける

アドミニは、高齢の入居者様を対象とする見守りサービス・シニアサポートクラブを始動します。
この取り組みの根っこにあるアドミニの思いとあわせて、 “さらなるお客様ご満足追求”と、その先にあるビジョンを代表・影山に語ってもらいました。

代表取締役 影山 真由美

38期からの取り組みについて教えてください

 オーナー様と入居者様、当社に関わってくださる協力会社の皆様、そして従業員の皆さんのお力添えにより、38期を迎えられたことに御礼申し上げます。
 バブルや直近でいえばコロナ禍など、不動産業に携わっているとさまざまな波を経験します。ただ、どのような荒波を被っても、「“困った”の声が聞こえたら、その解消につながる提案を行う」というアドミニの軸は揺らぎません。2024年10月から始まった38期でも引き続き、暮らしのお困りごとを解決し続けることで、オーナー様の喜びと入居者様にとっての安心・快適な暮らしにつなげていこうと決意を新たにしています。

お困りごとへの具体的な提案イメージについても、教えてください

 一人暮らしに不安を抱える高齢の入居者様を対象にした、アドミニ・シニアサポートクラブという見守りサービスをスタートします。ご本人はもちろん、ご家族様、お部屋を提供するオーナー様や仲介業者さん、さらにはケアマネージャーさんのご不安・ご意見を取りまとめ、高齢の方の一人暮らしで起こりうるお困りごとをワンストップで解決できるサービスメニューをご用意しました。

 代表的なサービスをいくつかご紹介しましょう。まずは見守りサービス「ミマモリオ・プラス」。高齢の入居者様のお部屋、例えば冷蔵庫にセンサーを設置して、扉の開閉状況を24時間チェック。一定時間、扉の開閉がなかった場合は当社に通知が入り、入居者様へのご連絡や、ご家族様に代わっての訪問も迅速に行えます。
 私自身もかつて、母の見守りでこうした通知サービスを利用していました。連絡をもらって駆け付けると母が動けない状態になっていたのですが、一番早いタイミングで発見でき、病院に連れていけた点がよかったなと思っています。家族側の視点で見ると、このサービスは文字通り、暮らしの安心・安全を守ってくれることでしょう。

 「ミマモリオ・プラス」を、入居者様とご家族様側の視点でご紹介しましたが、入居を受け入れるオーナー様も、お困りごとを抱えています。それは、人口減少などの影響を受けての入居者数減少。高齢の方の入居希望は一定数あるものの、「もし何かがあった場合、すぐに気づけるだろうか」といった不安から、決断しづらい状況があります。
 入居促進と、“もしも”への備え。こうした複合的なお困りごとにこそポテンシャルを発揮するのが、グループ会社の力を結集したワンストップのシニアサポートクラブです。先ほどお話しした「ミマモリオ・プラス」は、オーナー様が心配なさっている高齢の元気な入居者様の“もしも”に、すぐに対応できます。退院後、入居者様の体力が以前より衰えている場合には、代行サービスや訪問看護・介護などの訪問サービスをご紹介。介護ベッドのレンタルやバリアフリーのリフォーム、不用品の回収・買取、お引越しまで、あらゆる専門家をおつなぎできます。

 空き家対策・巡回、修繕、不動産の有効活用に関しては、アドミニの得意とするところ。「シニアサポートクラブのほかにもう少し、不安を解消する要素がほしい」とお考えのオーナー様には、不動産を一棟丸ごとアドミニで借り上げて転貸させていただくサブリースのご相談も承っています。
 空き家が増えつつある現在、入居を促進するにはシニアサポートクラブのような付加価値も重要な要素です。物件にプラスの価値を添えるご提案で、入居者様には暮らしの安心、オーナー様には安心に加えて、資産価値の維持・向上をご提供していきます。ご相談は無料ですし、よく耳にされるような紹介料も申し受けておりません。「何をどう考えていけばいいかわからない」といったご相談にも、状況整理・情報整理から寄り添います。どんどん頼っていただければ嬉しく思います。

38期のその先にある展望についても教えてください

 オーナー様や入居者様からうかがうご不安の解消、入居促進について考えていたときにふと閃いた「私たちのグループが力を合わせたら、これらを丸ごと解決できるのでは」との気づき。そこからシニアサポートクラブは始まりました。2024年9月現在定款が完成したので、これからサービスを提案していく段階です。「ミマモリオ・プラス」については、高齢の親御さんがいる従業員さんに、モニター協力をしてもらおうとも考えています。
 ワンストップでの課題解決サービスは、現状豊中市を基盤に提供しています。その理由は、連携先となるグループ会社の事業所・従業員さんたちがいるからです。そのほかのエリアへの展開も検討はしていきますが、十分な連携を図れない状況でサービスを先行したくない。私たちの提案は、お客様が喜んでくださる内容でなければ意味がないからです。

 シニアサポートクラブはあくまでもお客様を安心や喜びで満たすための手段。お客様が笑顔になれば、街も明るくなっていくでしょう。しかし、衛生状態がよく、見た目にはにぎわっていても、ご自宅に閉じこもっている高齢の方がいらっしゃるなら、その街には課題があるといえます。週に一度でも二度でも、集まって楽しく食事をする。そういった機会づくりも大切だと考えています。
 また、障がいをお持ちの方、特に精神疾患をお持ちの方は、どうしても入居決定まで時間がかかりがちです。この課題にも、障がいをお持ちの方専用の寮をつくって対応できないか、先日物件を見てまいりました。グループ会社には精神疾患をお持ちの方をケアできる人材がいるので、協力を仰ぎながら進めていきます。
 アドミニが考える「明るい街」とは、誰一人取り残されていない街。まずは豊中市から、困っている方に手を差し出せるサポート体制を確立していきます。