• アドミニ 村回覧板

育つ若手と、育てる中堅
MVP&敢闘賞から見えるアドミニの「いま」。

10月で事業年度が切り替わるアドミニでは、毎年9月に経営方針発表会を開催します。前期の振り返り・次期の目標共有のほか、1年を通して活躍した社員の表彰も実施される一大イベント。MVP&敢闘賞を受賞した6名のコメントを紹介します。

MVP受賞 |周 洋 (営業部)インタビュー

管理増数21%(15棟129戸)達成!

 アドミニでは以前から、海外オーナー様とのつながりを強化していました。

MVP獲得の第一歩は、先輩から海外オーナーの皆様を引き継いだことに始まります。
 中国や台湾にいらっしゃるオーナー様の質問にお答えしたり、入居者様を見つけたり。そんなふうにお付き合いをしていたオーナー様の一人がある時、「知り合いのオーナーが、管理会社の切り替えを検討しています。前の管理会社からの引き継ぎと、その後の管理も、アドミニさんは対応可能ですか」とのメッセージをくださいました。答えはもちろん、「イエス」ですよね。
 アドミニは管理戸数が多いので、「どんな条件であれば入居者様に入っていただきやすいか」「事前に用意すべき情報は何か」「設備不良など万一のトラブルに対してはどう対応すればよいか」といったノウハウをたくさん蓄積しています。データを活用して、幅広いご希望・ご相談にお応えできる。あるいは、先回りした提案ができる。それがアドミニの強みだと考えています。こうしたアドミニのよいところを丁寧にお伝えした結果、15棟129戸獲得に至ったのです。
 海外オーナー様は、日本とは異なる文化・風土のなかで事業をしている方です。日本の「当たり前」が通じない場面も多くあります。私も日本の考え方に基づく賃貸契約で苦労した外国人の一人。この経験を生かして、物件を所有している海外オーナー様、お部屋を探している日本人や留学生の方、両方が嬉しい営業とは何かを考え、行動していきます。

敢闘賞受賞 |鍛冶 雅知 (工務部)インタビュー

50度近い室内で、修繕に尽力

 工務部のメンバーは、修繕とお困り対応、2つのチームに分かれて仕事をしています。修繕とは、入居者様が退去して、次の入居が決まるまでの空室で行う作業です。お困り対応は名前のとおり、入居者様が暮らすなかで発生したお困りごとへの対応をさします。
 私の仕事は修繕がメイン。真夏の閉め切った室内は、温度が50度近くになるうえ、湿気もこもってサウナ状態です。猛暑のはずの野外を涼しく感じるほどでした。1つの現場が終わったら、移動に使う車中でクールダウンして、また次の現場、というくり返しでしたね。
 2022年と比べても、修繕・お困り、ともにご依頼が増えています。自社で対応できる範囲は自社で行うのがアドミニ流。だからこそ工務部については、阿部君、平君、大西君をはじめ、若手を入れてもらえているのかなと思っています。
 作業に加えて、後輩の指導役を任せてもらえるようになって随分経ちました。メンバーが増えるなかではコミュニケーションも大切にしていますが、手元の仕事を確実に完了させる意識がより強くなりました。指示されたポイント以外にも目配りして、弱っている設備があれば、オーナー様にご相談したうえで直しておく。そうすれば、入居者様の「困った!」を防げる可能性が上がります。もちろん、後輩たちがお困り対応に飛び出していく必要もありません。作業一つとっても、チームを意識した働き方に変わってきたように思います。
 今回の敢闘賞は、お困り対応のレスキューチーム全員も受賞しています。皆の努力を社長や他部署の皆さんに認めていただけて、とても嬉しく思います

敢闘賞受賞 |大北 涼介 (工務部)インタビュー

指導と業務遂行を高いレベルで両立

「入居者様の安心・安全・快適なお住まいを守るため、猛暑・大雨にも負けず日々奮闘・活躍した」ところをご評価いただき、敢闘賞を受け取りました。暑さも炎天下での作業も毎年のことですが、2023年は台風の影響が大きかったように思います。「ベランダのパーテーションが倒れた」「モノが飛んできてガラスが割れた」「エントランスホールの扉が破損して、ガラス片が飛び散っている」といった連絡をいただいては、緊急対応していました。
 この夏がこれまでと違った点は、先輩として初めて指導を任された3人組、阿部君・平君・大西君がいたことです。私なりに考えて、一人ひとりに合わせた教え方をしています。例えば阿部君は、話し方に落ち着きがあるので、電話対応力に伸びしろを感じています。客先での作業が多い私たちですが、事務所では電話も取ります。電話で話しを聞いてくれた人が来てくれると、入居者様の安心感が大きくなるんです。電話対応から一貫して、入居者様に安心を届ける仕事をしてもらいたいですね。平君は話し上手ですし、お客様と仲良くなる力があります。そこは伸ばしつつ、オールマイティに技術も身につけてほしいので、今後は修繕にも仕事のフィールドを広げてもらいたいと考えています。大西君は、おっとりして見えますが、抑えるべきところは抑えた仕事をしてくれる。その強みを、退去立ち合いの場で生かしてもらいたいと思っています。退去立ち合いは入居者様とオーナー様との間に、金額交渉が生まれやすいんです。大西君はその人柄で、そこをうまくまとめてくれるでしょう。
 3人には伝えたいことがたくさんあります。そのための時間を、しっかり確保していきたいですね。

敢闘賞受賞 |阿部 覚 (工務部)インタビュー

全身防備で害虫駆除に奮闘

 この夏はともかく、防護服に袖を通す機会が多くありました。大発生していたカメムシの駆除のほか、至るところに作られたハチの巣の撤去をメインで担当していたからです。レスキューチームには平君と大西君がいますが、2人とも虫が大の苦手。僕は、好きなわけではないけれど、対処できないほど嫌いではない。そのため自然に、害虫駆除の役割が僕に回ってくるようになりました。
 平君も大西君もアドミニに入社する前からの友人で、もっと言えば、僕が誘ってアドミニに入社してくれたんです。僕もハチは怖いですが、あとから入社した2人に負けるわけにはいきません。2人が苦手な分野のフォローも先輩の仕事のうちだと思ってふんばりました。
 奮闘した結果、8月だけでやっつけたハチの巣の数は10個くらいになります。空室の期間が長いと、ハチが巣を作りやすくなるようなんです。地下に自動車を格納するタイプの立体駐車場も危険ですね。依頼を受けて向かった駐車場内に、大きなハチの巣が5つ、並んでぶらさがっていた光景は忘れられません。できるだけ巣に近づかないよう、網で巣をキャッチして、ぐっと引く。こんなふうにして一つずつ巣を駆除します。駐車場のハチの巣駆除の次もハチ退治という、ハチが重なる日もありましたね。
 アドミニへ入社した理由は、人の役にたつ仕事がしたい、というものでした。この夏は、たっぷりお役に立てたんじゃないかと思います。

敢闘賞受賞 |平 敦嗣(工務部) インタビュー

残置物・粗大ゴミ撤去に奔走

 夏はずっと、大西君と一緒でした。2人で軽トラックに乗って、残置物や粗大ゴミの回収に回っていたんです。
 入居者様が退去したあとの空室にゴミを回収に行くので、当然クーラーもついていません。蒸し風呂状態のお部屋のなかで、大西君と2人もくもくと解体できるゴミは解体。マットレスなど、細かくできないゴミは力を合わせて運び出して、何とか軽トラックの荷台に引き上げる、といった仕事をしていました。お困り対応の仕事とバランスよくきてくれたらよいのですが、毎日粗大ゴミ回収という週もあって、この時はさすがにへばりました。基本的に大西君と2人で動いていたので、大型ゴミの撤去のほか、1人では難しい広範囲の草木の剪定を任されることも。2人がかりで汗まみれになって3~4時間の剪定も、なかなかしんどい作業でしたね。
 僕は入社した当初は、鍛冶さんと一緒に修繕の現場を回らせてもらっていたんです。それが、お困り対応のレスキューチームに入って、すぐに1人で現場を回るようになりました。ゴミも多いし、「なんだかなあ」と思う瞬間もありました。師匠の大北さんに相談すると、「自分も昔は平君と同じように、いろいろな現場を回っていたなあ」と言って、励ましてくださったんです。いま思えば、昔なんてとんでもない。いまも大北さんは、率先して現場を回って、しかも嫌な顔一つせず僕たちの相談にのってくれているわけです。そんな大北さんの弟子として、師匠の顔に泥は濡れない。その思いで頑張ることができました。

敢闘賞受賞 |大西 徳真(工務部) インタビュー

知識と技術の習得に専念

 正社員として入社したのが、2023年9月。まだ日が浅いので、経験はもちろん、知識も技術も、先輩方はもちろん、阿部君や平君にも及びません。夏は平君と一緒に、敷地内に不法投棄されている粗大ゴミや、退去なさった入居者様が残していった残置物撤去を任せてもらう機会が多かったです。僕に関していえば、体を動かすのが一番の会社への貢献だと思っているので、暑くてしんどい現場も、その責任感で乗りきりました。対応が終わると、入居者様が「ありがとう」と言ってくださる。その言葉と笑顔も、仕事のやりがい、大きなモチベーションになっています。
 入社してから実感しているのは、アドミニが対応するお困り対応の幅の広さです。水漏れ、雨漏り、エアコンの不具合、草木や植栽の剪定、害虫駆除にゴミの撤去まで。水回りのトラブルは原因がすぐに見つかる場合と、そうでない場合があるそうです。大北さんが担当された現場のなかに、7~8階建の物件での断水があったと聞きました。半日以上調査をしても断水の原因はつかめず、専門業者に依頼。到着した業者さんと一緒に、少し時間を置いてポンプを再稼働させたら復旧した、というお話しでした。大北さんは、阿部君、平君、そして僕の師匠です。そんな大北さんでも原因が分からないトラブルに対応したのが僕だったら……、と思うとドキドキしますが、どんな現場に行っても落ち着いて対応できるよう、経験を積んでいきたいですね。